2015年 03月 10日
「竜馬がゆく」 読みおわっちゃった
8巻ある内の半ばまでは
竜馬の青春譚なので
楽しく活き活きした若者の姿が心地よく
しかし
竜馬がその活躍を始め
(すでに彼にとっては晩年に当たるけれど)
幕末を終息に導くあたりの巻になると
その思想が
現代のものと違いが無く
歴史小説を読んでいる気がしなくなるのです。
新撰組やら見廻組など
古い思想の亡霊にしか思えない。
本当に司馬遼太郎は凄い。
司馬遼太郎の描く竜馬しか
読みたくないです。
そして
ドラマで簡単なイメージで演じられる
熱血漢の竜馬は見たくない。
またいつか
「竜馬」を読むとき
青春の残滓はすでに無い自分かもしれませんが
「竜馬」を初めて読んだ時のあの感動は
ページを開けば
わたしの中から湧き上がり蘇ります。
読書って本当良い。
読書が趣味で幸せです。
もう一度、桂浜に立つ
竜馬に会いに行きたいなあ。
by e_pandako02
| 2015-03-10 19:34
| 読書