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「ハルジョオン・ヒメジョオン」  荒井由美

春の歌って何を思い出しますか?



最近は「桜」をテーマにした歌、多いですよね。


私は、明るいだけでなく、もの皆目覚め移り行く季節のしみじみとした悲しみを秘めた歌が好き。


こんな季節は荒井由美時代のユーミンの歌がなんとなく聴きたくなります。




「・・・川向こうの街から 宵闇が来る


煙突も家並みも 切り絵になって


悲しいほど紅く 夕陽は熟れてゆくの


私だけが変わり みんなそのまま



ヒメジョオンに埋もれて 口づけをした


土手と空の間を 風が渡った


悲しいほど紅く 川面は揺れていたの


越していった日から 顔も忘れた



悲しいほど紅く 心は燃えているの


思い出すそばから 葬るくせに



悲しいほど紅く 夕陽は熟れてゆくの


私だけが変わり みんなそのまま 」




名曲「ハルジョオン・ヒメジョオン」。



ユーミンの歌は、情景がまざまざと目に浮かぶところが凄い。


春という万物が花咲き変化する季節を歌いながら、「私だけが変わり みんなそのまま」とは・・・。


低いトーン、民族楽器を使ったような音調、ユーミンのあの声と相俟って、「春」という季節の物悲しさが全て表現されているような歌なのです。



人の感情というのは一筋縄ではいかないものです。


思いを重ねて重ねて、生まれてくる風景。




「ハルジョオン・ヒメジョオン」  荒井由美_b0365619_18193041.jpg



あなたの春の歌は、どんな曲ですか?


by e_pandako02 | 2009-03-26 00:24 | 音楽

鎌倉で暮らし始めて3年が過ぎました。忙しい日々の中見つけたイイものを綴ります。

by MOON GLOW
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