2008年 08月 24日
「オール・アバウト・マイ・マザー」
巨匠ペドロ・アルモドバル監督による作品。
何故だろう、ヨーロッパの監督の手による映画の画面は、とにかく画面が美しい。コントラストが鮮やかで、色の配置が美しいのだ。重なり合う色と色。計算しつくされた配置が重厚な画面を作り出す。ペネロペ・クルスが出演しているが、やはり美しい。
交錯する女性達の人生。一人ひとりが理由ある生き様であり、責任を抱えながら生きていくのである。「欲望という名の電車」を下敷きにストーリーは展開していく。
「・・・女は寂しさから逃れるためならなんでもするわ。」
「女は寛容なのよ。美徳だわ」
身にひしひしと迫る言葉。
自分はリアルな現実を生きているだろうか?女性として、人間としてのリアルな人生を暮らしているのだろうか?
あなたはどうですか?
by e_pandako02
| 2008-08-24 19:47
| 映画