2008年 08月 30日
あっさりさらりだった日
本日は友人と連れ立って、上野の西洋美術館に「コロー展」を見に行く。
金曜日は毎週20時まで開館しているのである。
話題の絵画展は必ず行列をなしていて、人ごみの後ろから絵を眺める、というのがパターン化している。しかし、平日の金曜日、そうは混んではいないだろうと思っていたら・・・甘かった!これじゃいつもと同じだよ~。
人ごみの苦手な私達、さらりさらりとあっさり一回りして、美術館を後にしたのである。しかし、なんとも落ち着いた絵だった。どの絵を見ても不安な要素が無い。自分の家や部屋に飾っていつでも眺めていたい絵なのだなあと思ったものである。
腕の感じがいかにも女性。安定した太さが自分に似ておる・・・。
薄暮に浮かぶ「カレーの市民」。嘆く人々。
さて、夕飯食べに行こう。アブアブ近くのアジアン料理屋に向かう。夏の終わりの激辛。食事はまあまあ、店内の音楽がでか過ぎ、更に若いサラリーマン多すぎ、バースデーサービスの歌、気持ち悪し。
困った気分で喫茶店に向かい、閉店までとにかくしゃべる!これで一週間の澱が無くなっていくのだ。
帰りは土砂降り。夏に熱されていた東京のアスファルトが冷えていく。
なんとも情緒の無くなった季節の移り変わりである。いや、このような状況も次第に夏の終わりの徴になっていくのかもしれない。