2014年 05月 15日
『街道をゆく1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか』 司馬遼太郎著
安心この上ない読書。どれを読んでも絶対ハズレ無し。
『街道をゆく』
はかなり長いシリーズなので、しばらく楽しめそう。
かつ、関西にご縁が出来たので、あちら方面の小説類の読み直しが楽しみ。
甲州街道のくだり、
『(あれが坂東人だ)
と、たとえばグルジヤの山中で
コサックの末裔を見たような、
そういえ感動をおぼえたが、
その理由をうまく言いあらわせない。私の概念にある坂東人というのは
自分のモラルを頑固にもっていて、
ひどく生きづらそうに生きており、
その生きづらいところに
命をかけているようなところがある。』
坂東人!
正に私も坂東人であって、
この『生きづらさ』が理解出来る。
母方の祖父や祖母や父母も、まさに坂東人なのである。
父方は新潟なので、
また源流は違うのだけれど…。
しかし、司馬遼太郎の文章というのは
魅力的。
香り高い。志が高い。
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by e_pandako02
| 2014-05-15 08:22
| 読書