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「日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で」 水村美苗著

私達は、「読むべき言葉」をどれくらい読んで来ただろうか?

本屋に行けば夥しい新刊、ベストセラーが並んでいるが、どれだけの

「読むべき言葉」が存在感するものだろう。



そこにはほとんど「読むべき言葉」などは存在しないかもしれない。

余りに未熟、余りに幼稚、誰もが読めるレベルに、商業主義に迎合して

書かれた本、つまりは読むのに慣れていない人でも読める本は、

「読むべき言葉」ではないのである。



ベストセラーと言われる本を、或いは高名な文学賞を受賞した本を読んだ後

それこそ「なんだったんだ!」と一人憤激する事は少なくないのだ。

美苗さんと同じように。



日本語を大切にしたい。そして、いくらかは「読む」のに慣れている日本人として、

「読むべき言葉」が綺羅星のごとく並ぶ近代文学をまとめて読もう。



結びの言葉が理解し実感出来るように。



「自分が死にゆくのを正視できるのが、人間の精神の証しであるように。」


日本語が亡びるとき—英語の世紀の中で/水村 美苗
「日本語が亡びるとき  英語の世紀の中で」 水村美苗著_b0365619_18245833.jpg


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by e_pandako02 | 2011-09-27 18:50 | 読書

鎌倉で暮らし始めて3年が過ぎました。忙しい日々の中見つけたイイものを綴ります。

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