2011年 03月 28日
「英国王のスピーチ」
何カ月ぶりか・・・。映画好きを自認する私ですが、そちらに気持が全く向いておりませんでした。
出かけた映画館、節電ということで映画館の周囲も館内も薄暗く、しかし何の不便も感じないのでした。
映画上映している、というだけでも贅沢な気分。
「英国王のスピーチ」、今年のアカデミー作品賞です。
吃音の英国王がその欠点を克服すべく、また国の重大局面において、どう乗り越えていくか。
面白かったです。
人間はどういう立場にあっても、自分におこった試練を一つずつ乗り越えていくしかない、それがその人をその立場に見合う人間へと導いていくのだなあ、と思いました。
初めから出来上がっている人間はいないわけです。
足らないところや凸凹を修正しながら生きていく、それ、ですよね。
第二次世界大戦で、ドイツとの戦争状態に突入する時、一国の王として、全国民に送るメッセージ。
こっちも観てて緊張しました。
現在同じような国難に見舞われている私たち、その立場にある人の強いメッセージを聞きたい。
映画ではヒトラーの演説の様子も出てきますが、国が不安な時に、例えばこのように強烈で情熱的な演説を聞かされたら、その内容の是非はともかくその人間の言う事に魅了されてしまうかもしれません。
ウチの首相は何やってるんでしょうね・・・。
by e_pandako02
| 2011-03-28 08:59
| 映画