2009年 11月 28日
「天切り松」読本 浅田次郎
浅田次郎さんの生み出した痛快キャラクター「天切り松」。
江戸っ子の「いなせ」「粋」「意地」、とにかくカッコイイのです。
まずは、天切り松の気持ち良い東京弁に酔いしれます。
浅田さんの記憶にある東京弁。
それは標準語とも違うし、江戸の雰囲気を伝える落語や歌舞伎で使われている言葉とも違う。
東京弁というのは、ほぼ消滅してしまっているようです。
先日、NHKアーカイブで、20年前の木場の様子を放映していましたが、出演していた地元の老人の口の悪いこと悪いこと。
落語でよく田舎モノが笑われますが、そんなもんじゃない。
江戸っ子っていうのは、五月の鯉の吹流し、口は悪いがはらわたは無い、なんてそのまま。
天切り松の居た時代、いいやすく言えば「ダンディズム」が大切にされていたんですね。
自分に対してかっこ悪い行動は取らない、お天道様に対して恥ずかしいことはしない!
早く続きが読みたいなあ・・・。
by e_pandako02
| 2009-11-28 10:57
| 読書