2009年 09月 06日
東京JAZZ 上原ひろみ×矢野顕子
東京JAZZ!に行ってまいりました。
国際フォーラム中心に3日間一流プレイヤーを迎えての祭典です。
ガラコンサートということで、上原ひろみ×矢野顕子!
スペシャルですねえ~。
さて、会場は国際フォーラム、広すぎる客席にちょっと違和感。だってJAZZライブって、大抵小さなお店で鼻先に楽器があるくらいのキャパだから。こんなに大きい会場では、迫力にかけるんじゃないかなあ・・・。
と不安になりまがらも、まずはNHK交響楽団による演奏。
ちょっと可愛い明るい曲が続けて演奏され(曲名はぜんぜんわかりませんでした・・・)、その後ピアノ登場。
「ラプソディー・イン・ブルー」名曲ですね。オーケストラ!の演奏いいなあ・・・、とジンワリしてきたところに「WEST SIDE STORY」。おお、懐かしい。しっかしこの曲、聴かせどころ満載、どこを切り取っても知ってる知ってる。しかもカッコイイ~
その次に登場は、男性ボーカルと5人バンド。すべてオリジナル曲っぽかったのですが、ちょっとポップなアレンジが利いてて、楽しい。しかもボーカルの男の子がキュート
「サクラが咲いてる季節にまた来たいヨ~」と言ってました。声も良し。もちろん歌も良し。
そしてそして!
待ってました!矢野顕子!上原ひろみ!
矢野さんはグリーンのワンピース、ひろみちゃんはピンクでなんとも可愛らしいお二人。
しかしピアノに向かうと一変、ホントに凄かった・・・。なんなんでしょうか?
「ピアノに愛された女」=矢野顕子であれば、「ピアノとともに生まれた女」=上原ひろみ。
超絶!鬼速!あの演奏は、もうね・・・・アドレナリン出まくりとはこんな感じ。
ひろみちゃんは若い分、ピアノと戯れてぶつかってたたき壊して、真剣勝負を見ているような。
矢野さんはゆったりたゆたう感じで、これはもうキャリアだから。
「これでいいのだ」
「ラーメン食べたい」
名曲を聞かせていただき、アンコールの歌、両隣のお客さん涙。私も滂沱の(そこまでじゃないか)涙。
「緑の畑 青い海 変わらない笑顔 あなたが居るから 大丈夫 頑張れる」
日本人の、いや人類の心の奥にいつもで在る風景。心のふるさと。
無くならないで、そのままで。
都会に住む人は、この歌詞が胸に響いて仕方ないような、儚い日々を送っているのですね。
人間は、地面に緑に水に接して、自然の一部として暮らしていたいのですね。本当は。
涙で心が洗われて、すっきりしたり衝撃だったりしたコンサートでした。
あ、夕飯は会場近くの「ごはんカフェ」にて。
美味しかったです。