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ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

 上野の国立西洋美術館に「ヴィルヘルム・ハンマースホイ展」を観に行く。


このところ自分の身の回りがわさわさと落ち着かなかったので、美術館の静けさが恋しい。混んでるとヤダな・・・と思いつつ、上野に向かう。



ヴィルヘルム・ハンマースホイ展_b0365619_18183634.jpg



 迎えてくれた女性の後姿。期待が膨らむのである。


ヴィルヘルム・ハンマースホイがどのような画家なのか、良くは知らない。下記、西洋美術館のHPより転載。



「・・・ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)は、生前にヨーロッパで高い評価を得た、デンマークを代表する作家の一人です。ハンマースホイの作品は17世紀オランダ絵画の強い影響を受け、フェルメールを思わせる静謐な室内表現を特徴としています。
ハンマースホイの芸術世界を日本で初めて紹介する本展では、同時期に活躍した、デンマーク室内画派とよばれるピーダ・イルステズやカール・ホルスーウの作品も合わせて紹介します。デンマーク近代美術の魅力に触れることのできる大規模な回顧展となる・・・」



「静謐な室内表現」まさにそのものであった。


妻の後姿、誰も居ない部屋、静かに部屋に差し込む光、白・灰・茶・黒・・・。


ロイヤルコペンハーゲンの陶磁器のあの白さ・こっくりとした口当たり、そのままの絵。



ヴィルヘルム・ハンマースホイ展_b0365619_18183668.jpg



誰も居ない?誰かいる?不安でもなく期待でもなく、開けられる扉の数々。


心が静まり落ち着いてくる・・・。


しかも混みあっていなくて、とっても良かった。


http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html


12月まで開催、また行きたい。



帰る道々、上野公園をフラフラと。



ヴィルヘルム・ハンマースホイ展_b0365619_18183677.jpg


今見た静かな世界とは全く対極の草間彌生。


どっちにも惹かれる、人間というのはホント、多面体。


私も「意外」と言われたり「そのもの」と言われたり・・・。そりゃそうだ、まだまだ自分も知らない自分が居るかも知れんて。


感性を刺激されたり逆なでされたり、奇妙に心地悪いものを見たり、そういうのも大好き。





by e_pandako02 | 2008-11-01 12:34 | ブログ

鎌倉で暮らし始めて3年が過ぎました。忙しい日々の中見つけたイイものを綴ります。

by MOON GLOW
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