2008年 11月 23日
「人のセックスを笑うな」
なぜこの題名?
内容は至極健全な青春映画なのである。
私にとってはひどくノスタルジックな映画なのであった。
なぜって、群馬県桐生市が舞台。
永作博美演じる美術教師は私と同じ歳の設定。
20代のいろんないろんな事があったほとんどの生活を桐生市で過ごした私にとっては、永作が走り抜ける渡良瀬川の土手も、いかにも寒さが思い起こされる遠い山並みも、安吾が好んだあの乾いた風も乾いた人情も、なんとも実感をともなって迫ってくるのである。
夫がいるけど、20歳も年下の松山ケンイチと寝ちゃう永作。
でも、そうしたかったんだもん、仕方ない。
「逢えないからって終るものでもない」
それにしても・・・。やっぱり自分は東京人ではないのだなあ。
故郷の風景にこんなに惹かれてしまうとは自分でも意外。
人工物のあまりに多すぎる都会に疲れて、帰っていく先は故郷なんでしょう。
by e_pandako02
| 2008-11-23 07:49
| 映画