2007年 12月 15日
「センチメンタルな旅・冬の旅」 荒木経惟
アラーキーの超名作「センチメンタルな旅」と「冬の旅」。
どちらも妻の陽子さんを撮った写真集です。
悲しい、ただただ悲しい・・・です。
有名なショット、陽子さんが柳川の舟でまるまって寝ている・・・。
胎児のようなその姿、新婚旅行なのに死出の旅路を感じさせます。
思えば私達は毎日毎日少しずつ死んでいっている訳です。
いまこの瞬間も死に向かっている。
アラーキーの写真に悲しさをいつも感じるのは、そんな瞬間を捉えているからでしょうか?
女性のハダカを撮っていても、それだけでも何かを感じるのは不思議です。
by e_pandako02
| 2007-12-15 20:58
| 読書